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奥田昌子『欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」』 第2部のノート

講談社ブルーバックス B1997
奥田昌子
欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」
科学的事実が教える正しいがん・生活習慣予防

 

第2部 生活習慣病の新常識

・第3章 糖尿病

東アジア人のインスリン分泌量は欧米白人の半分から4分の1である。効き目は量だけでは決まらない。

日本人の2型糖尿病増加数が増えたのは内臓脂肪(not皮下脂肪)の増加が原因。

内臓脂肪からはインスリンの効き目を落とす物質が分泌される(本来はガン細胞を攻撃するもの)。

注意すべきは。皮下脂肪にはその働きはないということ。だから、日本人は内臓脂肪を減らすことを考えねばならない。それには低糖質よりも低脂肪の方が適している。

 

予防には、野菜から食べる(血糖値の上がりを穏やかにする)、大豆や青魚を食べる。アジア人には青魚が効くが、欧米白人はそうではないらしい

 

・第4章 高血圧

 ‪かつては高血圧から来る脳出血が日本人の死因の第1位であった。減塩指導と、動物性タンパク質摂取量の増加が脳出血を少なくした▲しかし詳しく調べると本質は減塩(減Na)はでなく、NaとKの摂取バランスである‬

 

‪第5章 脂質異常と動脈硬化
‪日本人の脳出血(血管がもろくなる)は減り、動脈硬化が増えた。しかし、血中コレステロール値は欧米白人に並んだが、動脈硬化は少なめ。大豆と魚が防ぐようだ。‬